第94回
「Global Trend・トランプ政権の安全保障政策・日米同盟への影響」

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  長野禮子 

 11月8日の米大統領選挙でのトランプ氏の勝利は世界中を驚嘆させた。この結果を受けて米国はもとより日本でも様々な視点から、次期政権への取組に対する推測(期待や懸念)が語られている。日にちが経つにつれ閣僚人事や政権中枢に入るメンバーの名前が挙げられ、これについての評価も喧しい。
 JFSSでもこの選挙結果を受けて専門家をお招きし話を聞く機会を設けてきたが、今回も渡部悦和氏の米国からの帰国の機会を調整いただき、以下の点について詳しくお話いただいた。

1、「多極構造の世界」と「G-Zeroの世界」
2、トランプ次期大統領の対外政策
3、トランプ政権の安全保障政策
4、日米同盟への影響と日本の対応

 奇しくもこの日(11月15日)は、プーチン露大統領が9人の閣僚と共に来日し、安倍首相の故郷である山口県長門市で首脳会談が行われた。来日前からプーチン大統領の強気な発言が伝えられていた中、北方四島での共同経済活動実現に向けての協議に対する合意はなされたものの、「領土問題」解決への進展はなかった。
 ビジネスマンのトランプ氏は選挙中も米露関係を立て直す発言を自信満々に語っていた。もしそれが現実になれば日本の新たな懸念も生まれる。が、欧米諸国の政治的混迷と厳しい対露姿勢が続く中で、我が国は安倍首相の「地球儀を俯瞰する外交」による国際社会の信頼を背景に、是々非々、且つ強かに取組んでもらいたいものである。
 

講 師: 渡部悦和 氏(JFSS政策提言委員・元陸自東部方面総監・ハーバード大学アジアセンターシニアフェロー)
日 時: 平成28年12月15日(木)14:00~16:00