「Key Note Chat 坂町」 定例シンポジウム 「両輪の会」
   

 Key Note Chat 坂町」
 
 2009年6月に始まったこの会は、当フォーラムの役員・会員を対象に、関心度の高い様々な政治的事象をテーマに専門家を招き、講演していただきます。その後、同じテーブルで参加者との忌憚のない意見交換や質疑応答、それもおしゃべり(Chat)感覚で気楽に、しかし「中身は濃く」というのが立ち上げの趣旨です。会場は当フォーラムの会議室。毎回活発な質疑が行われ、議論白熱。時間延長もシバシバです。
 Ø 2016
 
89回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今、我が国の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とする日本国憲法前文が悉く裏切られている。この広い世界に「諸国民の公正と信義に信頼」する前文を書き込んでいる国家が他にあるのだろうか。
 今年度の『防衛白書』は従来の内容に比べ、より踏み込んだ強い文言となっており、我が国が直面する切迫した脅威に対する認識のレベルが上がっていることを示している。
 今回は土本審議官をお招きし、第Ⅰ部「わが国を取り巻く安全保障環境」、第Ⅱ部、「わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟」、第Ⅲ部「国民の生命、財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組」、そして「平成29年度概算要求の概要」について詳しくご説明いただいた。
 
 
 

 テーマ: 「平成28年度『防衛白書』」の説明
 講 師: 土本 英樹 氏(大臣官房審議官)
 日 時: 平成28年9月13日(火)14:00〜16:00


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88回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 かつて、世界経済はG7が世界のGDPの約80%を占め、現在は約50%。  それに引き換え、1997年、アジア通貨危機がきっかけでスタートしたG20 は今や世界のGDPの約90%になった。  今回米国より一時帰国した渡部悦和氏は、イアン・ブレマー著『「Gゼロ後」の世界―主導者なき時代の勝者はだれか』を挙げ、その中で、世界は最早リーダーなき不寛容で利己的な世界へと傾きつつあり、G7(Group of seven)やG8(Group of Eight)、G20(Group of twenty)といった グループを無くす傾向に向かっているとの指摘を紹介した。  一方、自由と民主主義を標榜し、広く世界平和を目指してきた時代から、民族や国境を越えて紛争が絶えないこの地球は、まさに「炎上する世界」と化し、強いリーダーの存在が期待される。  ロシアは軍事力を背景としてウクライナを併合し、シリアにまで手を伸ばす。中国が推し進める「海の長城」計画、中東諸国の不安定、ISIS等による国際テロ、英国のEU離脱、難民問題、債務危機・・・。  今世界に求められているのはプーチン露大統領のようなリアリストであり、決してきれい事だけのドリーマーでは乗り切れないと話す。米国の大統領選の行方も目が離せない。  多くの矛盾を抱えている複雑な現実を思い知らされる。
 
 
 

 テーマ: 「ナショナリズムのグローバル化」
 講 師: 渡部 悦和 氏(JSFF政策提言委員・ハーバード大学アジアセンターシニアフェロー・元陸自東部方面総監)
 日 時: 平成28年8月3日(水)14:00〜16:00


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87回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 前回に引き続き7月12日のオランダ・ハーグ仲裁裁判所の裁定結果についてである。
 フィリピンの主張をほぼ全面的に受け入れた今回の裁定について、中国の反応は相変わらず強気を通してはいるが、内心では国際社会からの信頼を失うことへの焦りが感じられる。
 しかし、現在進められている南シナ海の人工島建設や軍事拠点化は緩めることなく進められている。国連安保理の常任理事国という立場にありながら、国際法の遵守を拒否し続ける中国は、次なる手を打ちつつ東シナ海への挑発を抜かりなく続けることだろう。
 今回は元自衛艦隊司令官の香田洋二氏をお招きし、米国での発表も含め詳しくお話しいただいた。
 
 
 

 テーマ: 『南シナ海情勢及び東シナ海情勢』
 講 師: 香田洋二 氏(元海自自衛艦隊司令官・JFSS政策提言委員)
 日 時: 平成28年7月29日(金)15:00〜17:00


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86回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 ハーグの仲裁裁判所は7月12日、南シナ海で次々と人工島を造成し、軍事拠点化を進めている中国の海洋進出は明らかに国際法違反であるとし、フィリピンの訴えをほぼ全面的に受け入れる裁定を発表した。
 これに対し中国は裁定発表の前からフィリピンに軍配が上がることを恐れていたのか、裁定結果は「紙くず」だとの発言を繰り返し、人工島の軍事化を更に進める構えである。
 中国の主張する「9段線」については、ベトナムやフィリピンなどの周辺国や日米などの関係国も「航行の自由」を巡り様・Xな手を打ってきたが、国際的な司法判断が下されたのは今回が初めてである。
 今回は国際法が専門の井晋氏を招きし、詳しくお話しいただく。
 
 
 

 テーマ: 『南シナ海仲裁裁定みる中国の侵略的海洋進出』
 講 師: 井 晉 氏(防衛法学会理事長・JFSS常任理事)
 日 時: 平成28年7月22日(金)14:00〜16:00


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85回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 米国で展開されている次期大統領選。約1年をかけてのポスト・オバマをめぐる戦いは半年が経った今、当初泡沫候補と言われていたドナルド・トランプ氏が、共和党の候補指名を勝ち取り、一方、民主党は、ほぼヒラリー・クリントン氏になることが有力視されている。
 我が国の新聞にも、この大統領選、殊にトランプ氏の発言をめぐっては様々は報道がなされてきた。もし、トランプ氏がこのまま勝ち続けたとしたら、従来の日米関係とは趣の違うお付き合いになるのではないかと懸念する意見、逆に、トランプ氏が大統領に就任すれば、平和ボケの日本人の目が覚めるのではないかという意見が聞かれる。
 国際社会における米国の立ち位置が変化している中で、米国民の国益追及における価値観も従来とは異なってきつつあることも認識すべきであろう。 5月25日付の産経新聞には、「各国の駐留米軍に対する費用負担」が掲載されていた他、JFSS顧問のケビン・メア氏、上席研究員のロバート・エルドリッヂ氏のコメントも掲載されるなど、結果の出る11月までの選挙戦に目が離せない。
 今回は「大統領選挙を迎える米国で何が起こっているのか」と題して、トランプ現象・サンダース現象の背景・米国民に鬱積する不満・オバマ外交の欠陥・世界の警察官にならないアメリカ・・・等々について、筑波学院大学名誉教授の浅川公紀氏をお迎えし、詳しくお話しいただく。

 
 
 

 テーマ: 『大統領選挙を迎えるアメリカで何が起こっているのか』
 講 師: 浅川 公紀 氏(筑波学院大学名誉教授・JFSS政策提言委員)
 日 時: 平成28年5月25日(水)14:00〜16:00


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84回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 2006年の日越の「戦略的パートナーシップ」関係樹立から10年を迎える今年、日越交流は各分野で大きな発展を見た。一方、ベトナムを取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し、中国による南シナ海の領有権問題や人工島建設、更に軍事基地化に対する脅威は、ベトナムのみならずASEAN諸国にとって最大懸念となっている。
 今回は、この1月に行われたベトナム共産党第12回全国大会で、今後5年間の指導部人事が決定されたことについて、元ベトナム大使の坂場大使をお迎えし、ベトナムのこれからの国内外政治、日越関係にどのような影響を及ぼすのかなど、詳しくお話いただく。


                 (日本文化チャンネル桜「アジア・アップデート」の公開録画とする)

 
 
 

 テーマ: 「ベトナムの今日的課題と将来展望」
 講 師: 坂場三男 氏(元ベトナム国駐箚特命全権大使・前ベルギー国駐箚特命全権大使)
 日 時: 平成28年3月4日(月)14:00〜16:00


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83回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 「沖縄」と言えば南国の美しい海とシーサー、美味しい果物、そして紅型・芭蕉布など、伝統的な染物や織物を思い浮かべる人も多かろう。
 しかし、その沖縄で今、米軍基地問題、殊に普天間移設問題で国と県との膠着状態が続き、翁長雄志知事が名護市辺野古移設で埋め立て承認を取り消したために、国がその撤回を求めるという裁判が行われている。
 普天間基地の返還・移設が決定されたのが1996年、2006年には辺野古移設が日米政府間で最終的に合意された。2009年、鳩山由紀夫首相(当時)が「最低でも県外」と発言し大きな波紋が広がり、その後紆余曲折を経ながらも事態は進展していない。これを牽引しているのではないかと言われている沖縄のメディアによる偏向報道が注目される昨今、本土のそれにもまた問題があるのではとの指摘もある。
 こうした揺れる沖縄の実態はどうなのか、私たちに届く情報は果たして真実なのか、「沖縄が気の毒」というイメージのまま、政治の本質に目を向けず、日米で合意された移設案を無視し、過激とも言える反政府運動を続ける人々は、何をもって「解決」と見るのか・・・。複雑な事情が絡み合う「オキナワ」。
 今回は、平成21年9月から27年5月まで、沖縄の在日海兵隊基地司令部外交政策部次長をお努めになったロバート・D・エルドリッヂさんをお招きし、報道だけでは知り得ない沖縄の実情をお話いただく。
 尚、この日「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表の我那覇真子さんも出席。同じく、活動家から見た沖縄の実態や地道な活動の成果をお話いただく。

 
 
 

 テーマ: 「オキナワ論」 ―NOしか言わない沖縄でいいのか―
 講 師: ロバート D. エルドリッヂ 氏(政治学博士・元在沖縄海兵隊政務外交部次長)
 日 時: 平成28年2月15日(月)14:00〜16:00


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82回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今回の「Chat」は、ちょうど米国から帰国中の産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏をお迎えした。古森氏の日の丸を掲げての米国でのご活躍は改めて説明するまでもなく、保守派のリーダーとして幅広い人脈と情報収集、精緻な分析は、日本国内の保守派の多くが信頼し支持しているところである。
 講演では、我が国の集団的自衛権行使容認など昨年秋に成立した平和安全法制や憲法改正の動きについて、米国側はどう見ているのか。歴史的な経緯も含めてお話いただく。
 併せて、今、日本で多く読まれている『China 2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」』(マイケル・ピズルベリー著)だが、長年に亘る中国の米国謀略というショッキングな事実を知った米国中枢はどのような反応をし、今後の対策を立てているのか。
 更に、南シナ海に展開する中国の覇権拡大に対する米国の政策、戦略、そして、日本への影響についても、詳しくお話いただく。

 
 
 

 テーマ: 「米国の対日観と対中政策」
 講 師: 古森義久 氏(産経新聞ワシントン駐在客員特派員)
 日 時: 平成28年1月21日(木)13:00〜15:00


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81回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 謹賀新年。
 平成28年を迎えて1回目の「Chat」は、元東部方面総監、現在は米ハーバード大学アジアセンターシニアフェローとして米国で活躍中の渡部悦和氏をお招きし、以下、お話いただく。
 1、ユーラシア・グループの“ Top Risks 2016 ”
 2、国際政治の議論
 3、唯一のスーパーパワー米国
 4、米中のアジアでの衝突―どちらが勝つか?
 5、日本―外交力、軍事力、経済力を充実させる。
       ―日米同盟、豪州。ASEAN諸国、インドとの連携
       ―大規模震災、サイバー攻撃に対する備えと対処

 米国の衰退は本当か?中国は崩壊するのか?オバマ大統領は本当にダメな大統領なのか?・・・日本国内の保守派の専門家や保守系新聞の情報や分析は本当に正しいのか・・・
 興味深く傾聴する会であった。
                                                                         (日本文化チャンネル桜「アジア・アップデート」の公開録画とする)

 
 
 

 テーマ: 「米国の最新事情 ―日米中の安全保障関係―」
 講 師: 渡部悦和 氏(JFSS政策提言委員・元東部方面総監・ハーバード大学アジアセンターシニアフェロー)
 日 時: 平成28年1月6日(木)14:00〜16:00


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 Ø 2015
 
80回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 日中関係が様々な形で疲弊している中、日本時間の14日午前に起きたIS(「イスラム国」)によるパリ同時テロ事件のことが、連日新聞、TVで報道されている。ISによる日本人殺害の記憶も新しく、また、米国へのテロも宣言していることから、決して日本も他人事ではない。
 それまでどちらかと言うとニュースのかなりの部分を占めていた日中問題であるが、本日お招きした澁谷司先生はJFSSのホームページにも多くの情報と分析をお寄せ下さっている。今日の「Chat」は主に下記の5つの点について詳しくお話下さる。


1、日中の「遠交近攻」政策
2、日中韓の首脳会談の意義
3、中台首脳会談の謎
                                                     4、米国による「航行の自由」作戦遂行
                                                     5、瀋陽軍区と北朝鮮


 
 
 

 テーマ: 「習近平政権の東アジア政策 ―日米中のせめぎ合い―」
 講 師: 澁谷 司 氏(拓殖大学海外事情研究所教授・JFSS政策提言委員)
 日 時: 平成27年11月18日(木)14:00〜16:00


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79回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今年も大臣審議官をお招きし、防衛白書の説明をしていただく。今年は大きく3つに分けられている。
・第T部 わが国を取り巻く安全保障環境
・第U部 わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟
・第V部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組

 我が国の安全保障環境は近年、中国の軍事力増強に圧され益々厳しい状況にある。防衛白書の冒頭に中谷防衛大臣は「常に変化していく安全保障環境に対して、防衛政策に思考停止があってはならない」とし、我が国はまさに今「大きな時代の節目にある」としている。
 「Chat」開催のこの日、北京では今年から国民の休日と定めた大イベント、抗日戦争勝利70周年軍事パレードが行われた。5年連続10%以上の国防費を増加させ、日本の領土・領海・領空を脅かし続ける中国、弾道ミサイルの発射を繰返す北朝鮮は、我が国の目前に迫る脅威として、片時も油断できない状況が続いている。
 また、ロシアが併合したウクライナの問題、国際テロ集団のISILの台頭、また、自然災害における救助活動等々、国内外に発生する重要課題に取り組む防衛省・自衛隊の活動が詳しく説明された。


 
 
 

 テーマ: 「2015年防衛白書」の説明
 講 師: 武田博史 氏(防衛省 報道官・大臣官房審議官)
 日 時: 平成27年9月3日(木)10:00〜12:00


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78回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
  「イスラム」と聞くと日本人は真っ先に何を連想するだろうか。
 2001年の9.11、我が目を疑う悲惨な映像がニューヨークから届いた。その後も中東における日本企業への襲撃、日本人誘拐、そして殺害。日本で生活している者にとっては遠い中東での事件は他人事だった。しかし旅行中の観光客を無作為に銃殺するなど、その様相は近年大きく変化している。
 今回はまさにそのような危険と隣り合わせの中で、東南アジア・中東・アフリカ地域でイスラム過激派や武装ゲリラに対する情報収集を行い、テロ対策に身を投じる一方、現在は中東での勤務を続け、イラク政府内でイラクの石油政策アドバイザーとしても活躍され高い信頼を得ている東洋エンジニアリング鰍フ中東事務所長、森健氏の帰国の機会を調整いただいた。
 平和な日本では想像し得ない厳しい環境下で多くの悲劇や恐怖を体験した、その経験に基づく対策とはいったいどういったことなのか。中東に進出している企業との連携、部族との調整など、危機迫る状況で何を念頭に命を守るのか、海外セキュリティの難しさをどのように克服してきたか・・・詳しくお話いただく。



 
 
 

 テーマ: 「日本企業の海外セキュリティ対策とその実態」
 講 師: 森 健 氏(東洋エンジニアリング株式会社 中東事務所長)
 日 時: 平成27年7月24日(金)14:00〜16:00


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77回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今回の「Chat」は、今話題になっている無人航空機について、富士重工鰍フ山鹿光記氏をお招きし、その歴史や開発課程、また技術・運用等々について詳しくお話いただく。
 安倍内閣は、首相官邸の屋上に落下していた「ドローン」の問題をきっかけに、これまでの無人航空機に対する緩い法体制を充実させるための法整備を急いでいる。
 一口に無人機と言ってもそれは実に幅広く、その規模も様々であれば能力も様々。平和・軍事両面での開発が進む今、各分野での運用は今後どうなって行くのか。
 科学や医療、遺伝子組み換え等と人間の頭脳は日進月歩である。2020年以降、有人機と無人機が同じルールで管制され、空の利用が飛躍的に進むと予測される。この開発は最終的には何を目標として進めているのか。未来の戦争はロボット対ロボットになるのか。人類が生み出していく“進歩”は果たしてどこまで世界を変えていくのか・・・・・。


 
 
 

 テーマ: 「無人航空機システム(UAS)に関する動向と今後」
        ―UASの歴史と開発動向・要素技術・今後(運用・インフラ・技術)―
 講 師: 山鹿光記氏(富士重工轄q空宇宙カンパニー システム設計部 電装設計課長)
 日 時: 平成27年5月28日(木)14:00〜16:00


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76回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今年1月、過激派組織「イスラム国」と称するグループに拘束された後藤健二さんと湯川遥菜さんが、オレンジ色の服を着せられ、後ろには銃を持つ男2人が立っている映像が報道され、「イスラム国」に対する脅威が日本にも及んでいることを目の当たりにした。
 「イスラム国」組織は日本政府に2人の身代金を要求したが、安倍総理はテロに屈することなく、毅然として断った。正しい判断であった。後藤さんと湯川さんは殺害された。しかし、人命は尊いがテロに屈する国家であっては、将来に大きな禍根を残す。
 今回は、元シリア国駐箚特命全権大使の国枝昌樹氏をお招きし、国を持たない、所謂「イスラム国」がなぜ組織されたか、その実態と欧米諸国におけるイスラム過激派に対する警戒心や脅威など、報道だけでは知り得ない事柄を歴史を繙きながら詳しくお話いただく。


 
 
 

 テーマ: 「アラブの春といわゆる『イスラム国』」
 講 師: 国枝昌樹氏(元シリア国駐箚特命全権大使)
 日 時: 平成27年4月16日(木)14:00〜16:00

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75回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 三寒四温を繰返しながら、少しずつ春が近づいている。
 今日は「啓蟄」。虫たちだけでなく、人々も木々の芽吹きとともに重いコートを脱ぎ、活・ュになる。やがて来る華やぐ季節を先取りするかのように。
 さて75回目の「Chat」は、台湾から3人のお客様をお招きした。昨年11月末に行われた台湾の統一地方選挙で民進党が大躍進したことから、国民党の馬英九氏は総統の任期を残しながら党代表を退いた。我が国にとっても台湾の親中政策の見直しが期待されるなか、今回は陳水扁政権時代の8年間、副総統をお努めになった呂秀蓮女史をメインゲストに、蔡明憲氏(元国防部長(国防大臣))、張旭成氏(元国家安全保障局副局長)をお迎えし、選挙後の台湾の状況や既に始まっている中国の台湾孤立化工作について、日米台の連携を強化し、迫りくる脅威にどのような戦術、戦略で臨むべきか――詳しく聞く。
 我が国とは運命共同体と言っても過言ではない台湾との関係の重要性を、昨秋のシンポジウムと併せ、更にご理解いただくためのセミナーとして大いに有意義な会となる。
                                                                             (日本文化チャンネル桜「アジア・アップデート」の公開録画とする)


 
 
 

 テーマ: 「台湾の将来と日米台の安全保障協力」
 講 師: 呂秀蓮氏(台湾元副総統)
       蔡明憲氏(台湾元国防部長(日本では防衛大臣))
       張旭成氏(台湾元国家安全保障局副局長)
 日 時: 平成27年2月23日(木)10:00〜12:00

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74回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今回は、米国CSIS非常勤研究員(日本部門)であり、LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)国際関係学部の博士課程に在籍しているジョン・ヘミングス氏をお招きして、中国に対する米国と日本のヘッジ戦略(バランシングと関与を組み合わせた戦略)とこの戦略の理論的側面についてお話いただく。
 中国としては、ヘッジ戦略よりもむしろ封じ込め戦略を他国に仕掛けられているという感覚をもっており、中国をめぐる国際関係の難しさが浮き彫りとなった。また、勢力均衡の考え方からバランシングと関与の選択肢について学術的な説明がなされたが、このような話はなかなか日本国内において聞く機会がないだろう。
 質疑応答では、地理的な安全保障環境の違いからくる日本と米国の対中意識のギャップといったものについて、白熱した議論が行われた。


 
 
 

 テーマ: 「米国の中国に対するヘッジ戦略」
 講 師: ジョン・ヘミングス氏(米国CSIS非常勤研究員)
 日 時: 平成27年2月12日(木)14:00〜16:00

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73回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子  
 今年初めての「Chat」である。今回は『WiLL』昨年12月号に掲載されていた記事「『ゾルゲ事件』に衝撃の新事実」をロシア国立高等経済大学准教授のアンドレ・フェシュン氏と共に寄稿した拓殖大学海外事情研究所教授の名越健郎氏をお招きし、20世紀最大のスパイ事件の謎についてお話いただく。しかし名越氏の話によれば、日本での「ゾルゲ事件」についての情報はかなり出尽くしており、新情報と言えるものは実はあまりないとのこと。
 ゾルゲは1933年の来日から、以後8年間日本で活動したわけだが、その間いつも米国経由で来日していた。彼は米国共産党と接触し、その中には北林トモや宮城与徳がいるわけだが、日本の「ゾルゲ事件」解釈は米国の目から見た「ゾルゲ事件」が元になっていると、出席者(専門家)は言う。米国は1930年にはゾルゲがスパイであることを知っていた。日本は彼を宮家や国家中枢に深く入り込ませてしまい、8年もかかってやっと正体を見破った。日本の「スパイ天国」は今始まったことではないと氏は話す。
 日本を南進させるという本来の目的を達成したスパイ「ゾルゲ」という人物への興味は一層深くなった。


 
 
 

 テーマ: 「ゾル・Q事件研究の新段階」
 講 師: 名越 健郎氏(拓殖大学海外事情研究所教授)
 日 時: 平成27年1月22日(木)14:00〜16:00

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 Ø 過去の開催
 
 2009〜2010年(第 1回〜第26回)
 2011〜2012年(第27回〜第47回)
 2013〜2014年(第48回〜第72回)

 Ø 中国事情研究会

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