| 世界日報2012年12月13日1面トップ報道記事より転載 |
【北朝鮮の弾道ミサイル発射成功!】
―日米韓の迎撃態勢を外したタイミング偽装―
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| 研究員・拓殖大学国際開発研究所
高永
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北朝鮮の不意を突いたミサイル発射について元韓国国防省北韓分析担当官の高永侮≠ノ聞いた。
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発射自体は、この日、風向、風速など発射場の上空気象が発射にちょうどいい時間帯だった。その点を勘案して発射に踏み切ったものだ。ただ、今回は、発射のタイミングを騙してイージス艦のSM3、および地上発射のPAC3の迎撃を避ける駆け引き、偽装だったと言える。
かつて1986年、金日成(主席)が死亡したと思わせるように休戦ラインで葬儀音楽を流す一方、“偉大なる星が落ちた”と放送した。このため韓国の国防相が記者会見で金(主席)の死亡説が正しいと発表したが、3日後、本人が現れ、騙された先例がある。
日米韓ともにミサイル発射はかなり延ばされると思い、警戒態勢が弱まったのは否めない。従って、韓国海軍のイージス艦はミサイルの航跡を最初から捕捉できたが、日米の警戒態勢は弱まり航跡を最初から追跡できなかった。結果的に北朝鮮が狙った警戒態勢を弱める効果になったと言える。
こうした「騙し」まで演出して発射を強行する北の狙いは何なのか。やはり、金正恩後継体制を強化したいという焦りと国内結束を図り、さらに新指導体制になる米中両国、間もなく政権が代わる日韓両国との交渉で有利なスタンスを取りたいという狙いがあろう。今回の発射の意味は、米国の西海岸まで届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発能力と技術を整えたことだ。対米攻撃能力を付けてきていることを示すものだ。
この発射を受けて日米韓はじめ国際社会はどう対応すべきかだが、日米韓が連携して経済制裁を強めると同時に、中国の圧力を求めることが不可欠だ。しかし、中国は従来通り北朝鮮をかばう姿勢をとろう。国際社会の非難と国連の制裁が強まれば北朝鮮は猛反発して3回目の核実験に踏み切る可能性が高いだろう。(談)
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