Global News WEB版 掲載記事より(要約)
"With New Radar,Japan Sends Message to China"
上席研究員  グラント・F ニューシャム


  4月26日付けの米誌Global News Web版に掲載されている“With New Radar, Japan Sends Message to China”と題する記事の中で、防衛省が4月19日に沖縄県与那国島でレーダーを設置する基地建設に着手したことが報道されています。
この記事の中で、当フォーラムの上席研究員であるグラント・F・ニューシャム氏のコメントが引用されました。コメントの要約を以下に掲載します。

・ 中国の専門家は、日本のレーダー基地設置の動きを「中国に対する挑発」としているが、この動きは挑発的なものと
  は程遠い。
・ とりわけ尖閣諸島との近接性を与える、軍を前方の位置に進める日本の与那国での動きは、この地域における中国の
  力の誇示に対して機先を制したかもしれない。
・ レーダー基地は戦術的にも戦略的にも至急に必要なものであり、たった100人くらいの兵力の駐留であっても強い心理
  的な価値がある。
・ 確かに、中国人は不平を言う。しかし、彼らはすべてについて不平を言う。代案は他にあるのか?与那国を未使用で
  脆弱のまま放置するのか?南西諸島地域全体が脆弱である。
・ 残念ながら、日本はより早い時期に南西諸島に自衛隊を駐留させていなかった。もしそうしていたならば、現在の問題
  は避けられていたかもしれない。
・ 視覚的にも心理的にも効果がある防衛線を押し広げるために、日本がこの諸島の至る所に、自衛隊の駐留を拡張させ
  ることを勧める。また日本は、定期的な演習やパトロールをこの地域で、特に米軍とともに実施することを考慮すべき
  である。
・ 与那国は、航空自衛隊や海上自衛隊が有用性を見出す可能性のある飛行場と小さな港を持っている。後ほど与那国
  は、「第1列島線を通過しようする敵対者にとってのa long afternoon」を作ることができる対艦ミサイルを装備する可
  能性がある。
・ そこにいて、地域を支配することは、何よりも敵対者がそれを強奪することも防ぐことができる。もしそこにいないのな
  ら、あなたは関心がないのだ。

記事参照:With New Reader, Japan Sends Message to China
http://www.defensenews.com/article/20140426/DEFREG03/304260026/With-New-Radar-Japan-Sends-Message-China


ホームへ戻る