76回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子

 今年1月、過激派組織「イスラム国」と称するグループに拘束された後藤健二さんと湯川遥菜さんが、オレンジ色の服を着せられ、後ろには銃を持つ男2人が立っている映像が報道され、「イスラム国」に対する脅威が日本にも及んでいることを目の当たりにした。
 「イスラム国」組織は日本政府に2人の身代金を要求したが、安倍総理はテロに屈することなく、毅然として断った。正しい判断であった。後藤さんと湯川さんは殺害された。しかし、人命は尊いがテロに屈する国家であっては、将来に大きな禍根を残す。
 今回は、元シリア国駐箚特命全権大使の国枝昌樹氏をお招きし、国を持たない、所謂「イスラム国」がなぜ組織されたか、その実態と欧米諸国におけるイスラム過激派に対する警戒心や脅威など、報道だけでは知り得ない事柄を歴史を繙きながら詳しくお話いただく。


 

                                                講 師 : 国枝昌樹氏(元シリア国駐箚特命全権大使)
                                                テーマ :「アラブの春といわゆる『イスラム国』」
                                                日 時 : 平成27年4月16日(木)14:00〜16:00



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