安倍政権が誕生して早くも1年が経った。政権誕生以来、その支持率はどの世論調査でも50%前後を維持している。支持率が低下することなく、これだけ高い支持を維持し続けるというのは稀有のことである。
 英語のことわざに、「始まりが良ければ 半分できたのと同じ(Well begun is half done)」というのがある。日本でも「始め半分」という言い方がある。安倍政権の1年を振り返るとこのことわざがピタリと当て嵌まるように思える。

大きかった1強多弱の政党間力関係の構築
 一昨年12月の衆議院選挙で自民党は、3年3ヵ月続いた民主党政権から政権を奪還した。
 自民党がこの選挙で獲得した議席は294、連立を組む公明党の31議席と合わせて325議席を確保し、衆議院の3分の2の勢力を手中にした。一方、野党第1党に転落した民主党の獲得議席は、わずか57議席(その後、離党により減っている)であった。

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