<講 演>「日米韓の将来像とは」
JFSS特別顧問・ヴァンダービルト大学日米研究協力センター所長 
ジェームス E・アワー氏
auer日韓米の軍事・安全保障問題のポイント
 皆さん、こんにちは。
 さて、日韓米の軍事と安全保障問題についての現状と今後を、次の5つの点を挙げお話をしたいと思います。
 先ず1つ目は日米防衛関係の全体像、2つ目は米韓防衛関係の全体像について説明いたします。3つ目は、日韓米3カ国間の協力関係の可能性について。4つ目は、日韓もしくは日韓米で協力が機能するための最大の障害について話したいと思います。5つ目は、「なぜ韓国人は『日本が嫌い』と言うのか?」米国人の観点から説明したいと思います。
 そして結論として、歴史に関する私の研究を基に、「なぜ日本は1894年に中国と戦ったのか?なぜ日本は1904年にロシアと戦ったのか?」について話をしたいと思います。
日米防衛関係
 先ず現在の日米防衛関係ですが、私の意見では、かなり洗練、かつ円滑であると思います。数分前まで長島昭久元防衛副大臣がここにおられました。また多くの引退された高官がこのシンポジウムに出席しています。けれども、彼らはあまりに腰が低いため、日米関係についてそのように口に出しては言わないかもしれません。
 しかし、「日米の防衛関係は如何に洗練されているか」、米国ははっきりと認識しています。米国の第7艦隊の方々も出席しているかと思いますが、私が本当のことを言っているかどうかを確認したい場合は、是非ここにいる米国軍の方々に訪ねてもらいたいと思います。

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