43回「Key Note Chat 坂町」
                                                長野禮子 

 去る26日の衆院本会議では社会保障・税一体改革法案が、民主・自民・公明の3党等の賛成多数で可決。関連法案の採決では民主党の小沢氏や鳩山氏ら57人が反対、棄権を入れると造反議員は72人となった。小沢氏は結局49名の小沢チルドレンを引き連れ離党、新党結成へ意欲を燃やしているようだ。
 政権交代後、常に党内の混乱と分裂を繰り返していた民主党の“歴史”の中で、この度の造反議員の処遇について最後まで党内融和を説く輿石幹事長は、一体どこを向いて政治をしているのか、国民との意識の乖離に呆れ果てた。
 今回の「Chat」は民主党政権の「決められない政治」ならぬ、「決断できない日本」を著したケビン・メア氏をお招きした。
 氏は『悪意に満ちた共同通信』(著書より)がでっち上げた「沖縄の人々を傷つける発言をした」ことによって昨年3月、米国務省を更迭された。
 しかしその翌日日本で起こった東日本大震災発生で退職を延期、米国の対日支援作戦で尽力してくれた。そして、菅首相・菅政権のあらゆる面での対応の遅れや決断のなさ、寒さに震える被災者の現実を見ていく。
 35年間の外交官生活で19年間の日本での生活。平時の時も有事の時も日米の為に力を注いできた氏の話に、40余名の参加者が聞き入る。
 
 テーマ: ケビン・メア氏が語る「決断できない日本」
 講 師: ケビン・メア 氏    (元沖縄総領事・元米国務省日本部長)
 日 時:  平成24年7月3日(火)14:00〜16:00

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