59回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子

 各地の紅葉便りや初冠雪のニュースが届く中、台風30号による甚大な被害が出たフィリピンの被災者数は900万人に及ぶと推定されている。防衛省は12日、フィリピン政府の要請を受け、『国際緊急援助隊』の派遣を決め、医療活動を行う50人の他、陸海空合わせて過去最大の1180人が現地に向かった。自衛隊の活躍を祈りたい。

 今回の「Chat」は、ベトナム・タイ・インドネシア3ヵ国のそれぞれの国家が認定した日本への技能実習生受け入れを始めて20年、延べ38000人の実績を誇る公益財団法人国際人材育成機構の裄V共榮会長をお招きした。
 このほど日越外交樹立40年を記念し、裄V会長ほか役員と、ベトナムに進出している企業、また、今後の進出を検討している企業関係者との訪越の報告と併せ、日本での3年間の技能実習を終えた青年たちの現況や、これから来日するために様々な訓練に勤しむベトナムの若者たちの様子を紹介。
 ベトナムでは国会開会中にも拘らず、裄V会長と親交の篤いグエン・ティ・キム・ガン国会副議長、ファム・ティ・ハイ・チュエン大臣(労働傷病兵社会相)、また、9月に駐越日本大使に就任した深田博史大使との会談も実現した。
 日本の少子高齢化による労働力不足を補うためではなく、日本の卓越したものづくりの技術、併せて日本の文化・慣習・美質等を習得し、祖国の発展に寄与したいという大きな夢を胸に来日するベトナムの若者たちに「夢の実現」へと導く裄V会長の思いを語っていただく。
(日本文化チャンネル桜「アジア・アップデート」の公開録画とする)
 
                           記
                            

 テーマ:「日越外交樹立40年」―発展するベトナムのエネルギーとは―
 講 師: 裄V共榮氏(公益財団法人国際人材育成機構 通称 アイム・ジャパン)
 日 時:  平成25年11月20日(水)16:00〜18:00


ホームへ戻る