78回「Key Note Chat 坂町」
長野禮子
 「イスラム」と聞くと日本人は真っ先に何を連想するだろうか。
 2001年の9.11、我が目を疑う悲惨な映像がニューヨークから届いた。その後も中東における日本企業への襲撃、日本人誘拐、そして殺害。日本で生活している者にとっては遠い中東での事件は他人事だった。しかし旅行中の観光客を無作為に銃殺するなど、その様相は近年大きく変化している。
 今回はまさにそのような危険と隣り合わせの中で、東南アジア・中東・アフリカ地域でイスラム過激派や武装ゲリラに対する情報収集を行い、テロ対策に身を投じる一方、現在は中東での勤務を続け、イラク政府内でイラクの石油政策アドバイザーとしても活躍され高い信頼を得ている東洋エンジニアリング鰍フ中東事務所長、森健氏の帰国の機会を調整いただいた。
 平和な日本では想像し得ない厳しい環境下で多くの悲劇や恐怖を体験した、その経験に基づく対策とはいったいどういったことなのか。中東に進出している企業との連携、部族との調整など、危機迫る状況で何を念頭に命を守るのか、海外セキュリティの難しさをどのように克服してきたか・・・詳しくお話いただく。



 

                                                講 師 : 森 健 氏(東洋エンジニアリング株式会社 中東事務所長)
                                                テーマ  : 「日本企業の海外セキュリティ対策とその実態」
                                                日 時  : 平成27年7月24(金)14:00〜16:00



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