梅雨の候、関係各位におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご厚情並びにご支援を賜り、衷心より御礼申し上げますとともに、本日はご多用にもかかわりませず、当フォーラム第25回定例シンポジウムにかくも多くの方々のご来駕を賜り、重ねて御礼申し上げます。
この度の大震災の復興、原発事故収束の目途は未だ立っておりませんが、未曽有の天災にも拘わらず社会秩序を保ち、相互の思いやりを忘れない被災者の方々に、私たち日本民族の原点を知る思いで見つめておられる方も多いのではないでしょうか。。
嘗て、アインシュタインは「近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。一系の天皇を戴いていることが、今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界にひとつぐらいなくてはならないと考えていた」。また「人類が戦いに疲れたとき、平和を求めて盟主をあげる。その盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ」、更に、「我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国をつくっておいてくれたことを」と云っています。長い歴史と温暖な気候風土に育まれた神話の国日本は、世界でも稀な独自の文化を築いて参りました。
然しながら、特に戦後のわが国はアインシュタインに言わしめた如く、驚異的な復興を遂げ経済大国としての道をひた走ってきたものの、国家の根幹たる安全保障を米国に委ねてきたことのツケが如実に現れており、21世紀の国際情勢に耐え得るべく国家のありかたとして、今、その見直しが迫られています。
BRICSの台頭、とりわけ中国の経済発展と軍拡が懸念される昨今、日米安保体制の健全さを求める自主防衛の議論が不可欠と考えます。そこで正に「自主防衛を考える」をテーマに、わが国の安全保障の根本をご参加の皆様と共に考えてみたいと思います。
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