平成23年版「防衛白書」が出た。今年は東日本大震災への対応を特集とし、第Ⅰ部は「わが国を取り巻く安全保障環境」、第Ⅱ部は「わが国の防衛政策の基本と新防衛大綱、新中期防など」、第Ⅲ部は「わが国の防衛に関する諸施策」となっている。
その中で、急速な軍拡・東シナ海や南シナ海での国際ルールを無視した活動が活発化する中国に対し、「我が国を含む周辺諸国との利害が対立する問題をめぐって、高圧的とも指摘される対応を示す」との表現は評価する一方、「日本国憲法のもと、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従い、（略）引き続き堅持する」と、有事に対する取り組みは依然改善されそうにない。
今年も大臣官房審議官をお招きし、白書についての詳しいお話をお聞きした。
テーマ： 「防衛白書」の説明
講 師： 筒井和人（防衛大臣官房審議官）
日 時： 平成23年9月5日（月）14：00～16：00 |
