イスラエルとアメリカが世界を壊す!イラン攻撃、イラク戦争、9.11、ケネディ暗殺……誰が利益を得たのか?
脱アメリカの安全保障戦略を日本人に警告する。
●親米保守層が知らない米─イ関係の深層
●資源、エネルギー、技術、食料の支配を目論むトランプ
●過激シオニストのテロリストが作ったイスラエル
●ジョン・レノン射殺事件とCIAの奇妙な接点
●J・F・K暗殺とイスラエルの関係を示す一次資料
●地下暴力組織を母体にして創設されたモサド
●イラン戦争でイスラエルが仕掛ける「偽旗作戦」
●戦時プロバガンダとナイーブな親米保守言論人
●ブルドーザーで潰した墓の上で踊る女性イスラエル兵
●北方領土、竹島、尖閣問題の仕掛け人はアメリカ
●これからの時代に必要な日本人像とは……
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本書で扱う最大のテーマは、イスラエルとアメリカ政治の関係です。このテーマは極めてセンシティブであり、ともすれば「反ユダヤ主義」とか「歴史修正主義」あるいは「陰謀論」といった感情論や、極めて単純なレッテル貼りに流されやすいものです。
しかし本書の目的は、特定の国家や民族を批判することではありません。私たちが考察したいのは、「国家はどのようにして他国の政策決定に影響を与えるのか」という、情報戦と権力構造の本質を描き出すことです。その一例として、第二次大戦後から今日に至るまで、アメリカがどのようにしてイスラエルの強烈な影響下に置かれてきたかに注目したのです。
たとえば、本書の中では非常に示唆的な事例として取り上げた一つが、1967年に発生したUSSリバティ号事件です。
なぜあの事件は十分に検証されなかったのか。なぜ多くの疑問が残されたまま歴史の片隅に追いやられたのか。そしてなぜアメリカ社会は、それを大きな政治問題として扱わなかったのか。
こうした問いを考えることは、決して過去を振り返るためだけではありません。現在進行形で世界各地で展開されている情報戦を理解するためでもあるのです。
今日、戦車や戦闘機だけが戦争の道具ではありません。SNS、メディア、教育、文化、そして歴史認識そのものが戦略兵器として機能しているのです。人々が何を信じるのか。何を忘れるのか。何を語り、何を語らないのか。そうした認識空間の支配こそが、現代における情報戦の本質です。(丸谷元人「はじめに」より)