ご紹介を、有り難うございました。大きな節目の50回にお招きいただき、かような機会に浴しまして、光栄に存じます。
日米関係よ、強くあれかし。
常々そう念じ、ワシントンと東京の間に立ってたくさんのことをしてくれた、リチャード・アーミテージさんが亡くなった、との報に接し、深い、悲しみを覚えます。
野球のミットのような手でした。胸の厚みが、常人の3 倍はあったので、いったいどこで背広を買っているんだろうと、疑問でした。しゃがれ声ですが、親しみがありました。
そしてあの、安倍晋三総理を見る眼。弟を見るような眼で、愛情があふれていました。きっと天国では真っ先に安倍総理と、それから葛西敬之JR東海名誉会長が出迎えて、あの分厚い手を握りながら、「いままでありがとうございました」と、心からの感謝を伝えているのではないでしょうか。