英霊を祀る「靖國神社」から沖縄県祖国復帰53周年の「祝賀」を

.

政策提言委員・元陸自西部方面総監(元陸将) 本松敬史

 皆様こんにちは。只今ご紹介を賜りました元陸上自衛隊西部方面総監の本松です。私は、2012(平成24)年から2014(同26)年まで、自衛隊沖縄地方協力本部長として沖縄で勤務し、在任間、波照間島を除き、全ての島を巡り、地元の方々と語らい、沖縄の歴史を学んだという自負
があります。
 今年は沖縄戦・終戦から80年の節目の年であり、また沖縄県が日本に復帰し、53年もの歳月を経た本日5月18日、246万6千余柱の「英霊」が祀られている、ここ靖國神社・会館において、皆様を前にお話し出来ることは、私にとって大変光栄なことです。

1 .今年は、戦後80年の節目の年
 今を遡ること80年前、連合軍と日本軍との激烈な地上戦が繰り広げられた“沖縄戦”では住民混在下の戦いにより、沖縄県は当時の人口の約4分の1を失うという悲劇に見舞われました。