アメリカの対外戦略と内政
私は基本的にはジャーナリストとして国際問題を見て来ました。その中には当然日本の外交政策、安全保障政策も入っています。今回もワシントンに3ヵ月くらい居て、つい1週間前に帰って来ました。
ワシントンでは当然ながら、トランプ政権は一体何をしようとしているのか、それに対する一般国民、或いは民主党の反響はどうかということをインターネット依存の世界を脱却して実際の人間の言葉を聞いたり表情を見たりして最新の情報を集めることに努めてきました。
今回のテーマは、高市政権が中国に対してどんな姿勢を取るべきかということですが、その場合、当然同盟国のアメリカは一体何を考え、何をしているのかが重大になります。その意味で、アメリカ側の中国に対する姿勢、その背景にある日本が中国に対してどんな態度を取るか、それをアメリカ側はどう見ているか。こういうことを念頭において情報を集めて来ました。
まず象徴的な出来事を報告します。3月19日の高市首相訪米の数日前、アメリカの議会の中で日米関係のレセプションがありました。そこに出掛けて行きますと、現職の超党派の連邦議員が7人来ていました。その中にサウスカロライナ州の共和党下院議員の重鎮でジョー・ウイルソンという人がいました。