第一列島線における抑止ネットワークの構築
―米国の同盟戦略と日本・フィリピン・台湾・韓国の連携―

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特別顧問・元陸上幕僚長(元陸将) 岩田清文

 岩田です。今回のテーマはどうやって高市政権として、中国を抑止するかというのがポイントだと思います。イランやウクライナを見ていると、やはり抑止力で重要なのは持久力です。そして、その持久力は、一国だけではなかなかうまくいかない。各国との連携が必要だということを、導き出したいと思います。
 
イラン戦争の教訓
 イラン戦争の教訓についてお話しします。今回、戦争を始めたアメリカは、軍事的には勝っていますが、政治的勝利に結びついていない。これが今、問題になっています。なぜ結びついていないか。それは、イランがホルムズ海峡をうまく使い、武器化しているからです。そんな中で、今度は逆にアメリカが二重封鎖をして、ホルムズ海峡におけるイランの弱点化を図っています。結局、イランにとっては不利な状況にあります。