戦後教育からの脱却を急げ

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政策提言委員・麗澤大学特別教授(元空将) 織田邦男

日本の危機
 文部科学省の2025年度の調査によると、小中学校の「不登校」(特別な理由なく年間30日以上欠席)の生徒は35万3,970人に上り、過去最多を記録した。
 また、内閣府の調査によると、「引きこもり」(15歳から64歳で自宅に住み、社会参加しない)は146万人に上るという。
 他方、2025年度の小中高生の自殺者数は532人で過去最高を記録した。全体の自殺者数は全国で2万人を切り、減少傾向にあるにも拘わらず、若者の自殺者だけが増え続ける。日本社会は何かがおかしい。
 日本の少子化は加速の一途をたどり、2024年の出生数は68万6,000人と初めて70万人を切った。死亡者は160万人であるため、毎年約90万人という大幅な自然減が続く。この傾向が止まる兆候はみられない。
 我が国は国土狭隘で資源もなく、あるのは優秀な人的資源だけである。現在の繁栄を維持し、平和を引き続き享受するには、これからの若者たちが、これまで以上に人一倍も二倍も頑張ってもらわねばならない。だが、この調査結果を見ると日本の将来は暗いと言わざるを得ない。