今頃アイデンティティー探し
先の衆院選での高市自民党の圧勝によって、政治の風景が大きく変わった。激減した中道改革連合や日本共産党は、その存在意義を喪失してしまったかのようだ。
まず中道改革連合だ、同党は5月21日、「政権ビジョン検討チーム」なるものを立ち上げ、その初会合を開いた。22日付産経新聞によれば、座長を務める小川淳也代表は「政党としてのアイデンティティーを確立していくことが最も重要だ。ビジョンの策定に命がけで取り組みたい」と語ったそうである。広辞苑では、アイデンティティーという言葉を「ある人や組織がもっている、他者から区別される独自の性質や特徴」と説明している。要するに中道改革連合を自民党とは違う価値を持った意義ある存在なのだと位置付けたいということだろう。
「中道」という言葉の意味や狙いも公明党出身者や立憲民主党出身者では違っているように、要は選挙目当ての野合でしかなかった。だがその名分のなさ、ご都合主義は国民に容易に見透かされてしまったのが、その惨敗だった。