「東シナ海をめぐる日中関係」の報告は以下の内容であった。
1 東シナ海の地政
○中国のカリブ海
・長江‐ミシシッピ川・上海‐ニューオーリンズ・台湾海峡‐パナマ運河
○EEZをめぐる戦い
・列島線から海域の支配へ・アクセス（EEZ領海化）・EEZの基点としての尖閣諸島
2 東シナ海をめぐる日中関係
○尖閣諸島
・日本の実効的支配と中台の領有権主張・中国の実効支配への動き・尖閣購入問題
○EEZの画定（中間線vs沖縄トラフ）
・漁業権・ガス田・海洋調査
○安全保障
・台湾・A2AD・南西諸島防衛
3 東シナ海 日中間のレジーム
○日中漁業協定（2000年）
・1975年の旧協定の改定・日中漁業協同委員会による漁獲量の設定・暫定措置水域
○海洋科学調査に関する事前通報制度（2001年）
・2か月前の通告・対象海域の不明確性・通告海域外での調査活動
○日中ガス田共同開発合意（2008年）
・白樺開発への参加・樫の中国単独開発・白樺開発参加から白樺開発出資へ
○日中海洋協議（2012年）
・2012年5月に初会合・信頼醸成と意思疎通の場としての期待
おわりに‐東シナ海の安定化
○尖閣周辺海域の漁業協定
○漁業権侵害について国際司法裁判所への調停依頼
○ガス田の埋蔵量の共同調査
○尖閣諸島の実効的支配の強化
○南西諸島防衛
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