■ 訃報 本フォーラム特別顧問のジェームス・E・アワー氏が5月16日、米テネシー州ナッシュビル市内で逝去致しました(享年82)。故人は米海軍に在籍中長く日本に勤務し、その後は米国防総省の日本部長として日米同盟の強化に尽力しました。2008年、「旭日中綬章」受賞。ここに皆様から頂きました生前のご厚情に心より感謝申し上げ、謹んでご報告致します。   本フォーラム会長の屋山太郎が4月9日、逝去致しました (享年91)。故人は時事通信記者を経て、政治評論家また日本を代表する論客として、最期まで国内外の問題を発信し続けてまいりました。ここに皆様から頂きました生前のご厚情に心より感謝申し上げ、謹んでご報告致します。   ■【新着情報】筆坂秀世氏のコラム「ロシアを勝利させてはならない」を掲載中。   古森義久氏のコラム「与那国町長がアメリカで沖縄県知事批判」を掲載中。   藤谷昌敏氏のコラム「サイバーテロ防止の決め手となるか、能動的サイバー防御」を掲載中。   5月22日ラトビア表敬訪問   5月8日 エストニア大使表敬訪問。   4月19日 リトアニア大使表敬訪問。   長野俊郎氏の「『追悼』兄貴と慕った人との別れ」を掲載。   屋山太郎氏のコラム「インチキを許していいのか」を掲載。   渡辺利夫氏の追悼文「『追悼』屋山太郎さんの突破力」を掲載。   古森義久氏の追悼文「屋山太郎会長を悼む」を掲載。   丹羽文生氏の「『追悼』屋山太郎先生」を掲載。   ■訪台報告「台湾国防大学とパートナーシップ協定覚書に署名」を掲載。   ■【推薦書籍】:ジェイソン・モーガン氏の新著「私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか」を掲載中。   兼原信克氏の新著「冷戦後の日本外交」(新潮選書)を掲載。   別冊宝島編集部編集「安倍晋三100の言葉」(宝島社)を掲載。

①台北安全保障対話2024(9月12日開催)
武居智久顧問、長野禮子事務局長が参加

同シンポジウムに関する記事はこちら(台湾・自由時報) https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/4797733

②第4回台湾海峡危機政策シミュレーション
「流動化する世界構造と日本の防衛」
7月13日、14日 ホテルグランドヒル市ヶ谷にて開催

シミュレーションの導入動画はこちら(YouTube) https://youtu.be/Uc4LoW6ptyY

③第182回チャット開催
権田藍 氏「『令和6年版外交青書』の説明会」

「8月の平和論」の欠陥とは

この時期の日本では「平和」という言葉が幅広く強調される。8月の原爆被災、そして終戦という記念日を迎えての国民的追悼ともいえる慣行である。平和の貴重さ、戦争のむごたらしさを改めて想起し、戦死者への弔意を表するという意味では、国民すべてが真摯に向き合うべき追悼の行事だともいえよう。 ...

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乱暴すぎるマイナ保険証強制

ちょうど1年前の「市谷レポート」にマイナ保険証の問題点について書いた。再び書く。政府は今年12月2日をもって現行の健康保険証の発行を終了することを決めている。あまりにも乱暴だ。マイナンバーカードは、持つか持たないか本人の意思で決める任意のものだ。健康保険証は違う。皆保険のわが国では誰でも持っているし、持たなければ適切な医療を受けることが出来ない。この2つは全く違うのだ。 ...

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トランプ狙撃事件をどう読むか ―2つの教示―

アメリカのドナルド・トランプ前大統領への狙撃事件をどう解釈すればよいのか。その意味するところは何なのか。大統領選挙の真っ最中の前大統領暗殺未遂という出来事は、全世界を震撼させた。凶弾が文字通り、間一髪で標的をかすめたという点だけでも、衝撃的だった。血を流したトランプ氏が右手を振りかざして「闘うぞ」と叫んだ反応も、全世界に強烈なインパクトを与えた。さてこの狙撃事件はいまのアメリカの政治や社会で何を意味するのか。 ...

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ウクライナ戦争で活用されるロシアの認知戦、「反射統制理論」とは何か

「反射統制」理論は、ロシアにおいて情報戦略や意思決定に影響を与える手法として重視されている。この理論は、相手を特定の行動に誘導するために情報を伝達する方法を指す。具体的には、敵の意思決定を操作し、望む結果を得るために、情報や心理的な圧力を利用することが特徴だ。「反射統制」の語は、文字通り、心理学に由来する「反射」とサイバネティクスに由来する「制御」という2つの用語から成り立っている。ロシアでは「反射的コントロール」とも呼ばれている。 ...

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